建学の精神・教育理念と3つの方針
クリスチャンであった平野恒により創立された本学は、『キリスト教の「愛と奉仕」を精神の礎として社会に貢献する人材を育成する』ことを建学の精神としています。
この建学の精神に則り、保育科単科の本学では、『キリスト教の「愛と奉仕」の精神を育む人間教育、教養教育によって、女性としての人間性をより豊かなものとし、「保育者養成の道ひとすじに」、児童の福祉と幼児教育に関する専門的知識と実践による技術を教育することを通じて、子どもたちの「豊かな育ち」を支えることができる、「愛」に満ち、「人間性」と「実践力」に優れた、さらに「自己成長力」を備えた保育者を育てる』ことを教育理念・教育目標としています。
本学の教育理念にある通り、人のため、社会のために「愛と奉仕」を実践、実現できる保育者を志し、本学(保育科)での学修を達成するために必要な学力を含めた諸特性を備えた人物を求めます。「本学が求める人物像」は
このように、心豊かで、社会性のある、コミュニケーション能力に優れた人に、ぜひ入学してもらいたいと願っています。
具体的に高校までに習得すべき内容等として、保育・幼児教育に携わる保育者になるということから当たり前の ことと思いますが、
を挙げておきます。
将来保育者として、子どもと関わるためにできるだけたくさんの知的な引き出しを用意しておくことも大切です。そのために、本学に入学してからも多くのことを学びますが、高校での学習の段階においても、3年間を通じて、特定の教科に限定することなく、幅広く、全教科に渡って、しっかり学習に取り組んでいることが大切にな ります。また、保育士資格や幼稚園教諭二種免許状の取得要件となる科目を全て学習していく必要があることからも、苦手な科目にも取り組もうとする基本的な学習姿勢、学習意欲を持っていることが重要になります。
そして、「本学が求める人物像」の項目にも掲げましたが、「国語力」は保育者にとって特に大切な能力です。保育の現場では、日誌など種々の記録・書類を作成し、連絡帳を書き、クラス便り等を発行することが日常的仕事に含まれていますし、実習でも日誌記録作成等は必須です。このようなことから、現代国語、現代文に関連する科目の習熟度は概ね平均的水準以上であることが要件となります。(余裕がある人は、入学までに、漢字検定の少なくとも準2級、できれば2級の取得が望ましいでしょう。)
本学が求める人物像で記述している諸特性を修学期間内にさらに高めるとともに、保育の現場で活躍できる教養、専門知識、専門技術を身につけ、全人格的に社会に貢献できる保育者を育成します。
保育科単科の本学で学修した者は、「愛と奉仕の精神」を育み、以下のような諸特性を形成するとともに、所定の単位を修得することによって、保育士証と幼稚園教諭二種免許状を取得できます。
本学の教育理念を実現するため、ディプロマ・ポリシーで示した人材を育成するために、保育科単科の本学では、大きく「教養科目」と「専門教育科目」の2領域に分けて科目設定を行っています。